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2006年9月 1日 (金)

シムーン 第20話

 これまで、コール・テンペストに降りかかってくる数々の
危機から巫女達を救ってきた、陰の立て役者とも言えそうな
ヴューラ
 でも今回の格上げ(?)のため今後はうっかりおいしい所を
持っていけなくなりそうな気が。となると後釜はアイちゃん

 テレビアニメ「シムーン」、第20話「嘆きの詩」です。
 アルクス・プリーマに、マミーナの遺体が収容された。
アーエル達コール・テンペストのメンバーは、目の前に
突きつけられた仲間の死に動揺の色を隠せない。
 しかし司兵院は、彼女達に悲しむ暇すら与えようとは
しなかった。また宮守も、アヌビトゥフに極秘の指示を
与えるのだった。

 冒頭、棺の前で声を上げて泣くフロエ。彼女と
マミーナは、ロードレアモンほどの仲ではないのでしょうけど、
素直に、強く、悲しみの感情を表しています。たぶん彼女は
何に対しても愛情が強いのでしょう。それは一見すると
移り気な(尻軽な?)風にも取られたりしますが、
どの一瞬をとっても、いつでも彼女は真剣なんじゃ
ないかなと思います。
 その感情から、フロエは行動を起こそうとします。
そう、戦争が嫌なら、、、選択肢はある。戦いの先頭に
立たなくても済む道が、巫女にはありました。
 でもコール・テンペストに限って言えば、(宮守や
司兵院の強制力によって)その道は既に選べなくなっています。
つまり宮国のために戦う巫女として存在することを強要
されているわけです。
 彼女達はもう、自分達の意志で巫女をやめるどころか、
自分達の意志で巫女であり続けることすらできなくなって
いるようです。

 そこで彼女達が出した回答は、、、。自分達が何者なのかを
宣言することでした。
 このやり方は、この状況の中では最善の対応だったのかも
しれません。マミーナを軸に、彼女達は団結することができたようです。

 が、マミーナ自身が持っていた気持ちはどうだったの
でしょう。
 彼女は本当に、「シムーン・シヴュラ」と呼ばれる人間に
なりたかったのでしょうか。
 もしそうだとしたら、昔、国境沿いにあった、娘達の少ない
あの小さな村で、彼女は既にシヴュラになっていたのでは、
とも思います。敵に襲われたあの村でシムーンを飛ばした瞬間から、
誰の目から見てもマミーナはシヴュラだったのではないでしょうか。
 でも彼女は、それでは満たされなかったみたいです。その後
彼女がしてきた事と言えば、自分がシヴュラであることについて
誰にも文句を言わせないための行動でした。最も優れた少女、
シヴュラ・アウレアのパルになるための行動(自分がシヴュラ・
アウレアになる、なんて言わない所が奥ゆかしいです、、、)。
 そう思うということは、自分には元々シヴュラである
条件が欠けていると、彼女は考えていたのではないでしょうか。
昔のあの村で、何の悪気もなく、微笑みながら、彼女を否定した、
あの名もないシヴュラのような。
 それなのに彼女は、嶺国の巫女からも、アーエルからさえも
「シムーン・シヴュラ」だと言われてしまいます。
 その一言で、これまで想像もできないような努力を積み重ねて
彼女が築いてきたものが、意味を持たなくなってしまったような
気がしています、、、。
 最後の場面で彼女は「無数の花達」に囲まれていましたが、
あのまま誰にも看取られずに朽ちていくのだとしたら、
やるせない気持ちになってしまいそうです、、、。
(それにしても宮守や司兵院、司政院はやってる事があまり
一定してませんね(マミーナが前に「ぐちゃぐちゃしてる」
とか言ってました)。振る舞い方がちょっと都合良すぎるような
、、、って誰の都合?)

 本人も意識していなかった事かもしれませんが、本当は彼女は、
「あなたはマミーナだ」と言われたかったのではないでしょうか。
身分や家柄など関係なく、あなたはあなたなのだと。
 もしもこの言葉を言うとしたら、ロードレアモンが適していそう
ですね。今後そういうことはあるのでしょうか(ないかな、、、)。

 ロードレアモンには愛情を発揮してもらいたい気もしますが、
今回彼女が口走っていた嶺国の言葉の意味は、「神への愛」、、、。
彼女はもうマミーナへの思いを、マミーナとともに
送り出してしまったのでしょうか。
 、、、何かやはり百合から離れているような感じがしちゃいますね。

 こういう状況では、相変わらず「うっかり八兵衛」か「がらっ八」か、
みたいなキサラとマリーンに和まされるぐらいしかない?
アイちゃんの姿も見えないようですし、、、。

 ちなみに英語でBeulah(これだとカタカナでは「ビューラ」に
なっちゃいそうですけど)というのは、女性の名前の他に、
「輝かしい未来」、「安息の地」、「結婚している人」
という意味があるらしいです。彼女達には、明るい未来、
安らげる場所があると良いですね。結婚は、、、。

(前回ちょっと文章が長めだったので、今回は短かめにしてみよう、
と思ったのですがまたちょっと長くなってしまいました、、、。)

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» レビュー・評価:Simoun シムーン/第20話 嘆きの詩 [ANIMA-LIGHT:アニメ・マンガ・ライトノベルのレビュー検索エンジン]
品質評価 23 / 萌え評価 6 / 燃え評価 0 / ギャグ評価 4 / シリアス評価 46 / お色気評価 6 / 総合評価 14レビュー数 47 件 大切な仲間を失ったコール・テンペスト。アーエルやネヴィリルは自責の念に駆られ、皆が悲しみに嘆き、シヴュラとは何なのか悩む。戦況が悪化し続ける中、司兵院は依然シヴュラたちが戦士として戦いを続けることを要求し、欠員補充としてヴューラを配属する。 ... [続きを読む]

受信: 2007年9月19日 (水) 20時12分

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