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2006年9月21日 (木)

シムーン 第25話

 ついに「俺」呼びを返上してしまったユン。あの
場所に立ってこの口調を続けるのも、役割っぽくなくて
ちょっとかっこいいかなと個人的に思いましたが、
彼女なりに気持ちを改めたかったのかもしれませんね。
 もしかしたら、昔何かがあって、そのためにわざと
呼び方を変えて自分を縛ろうとしていたのかも、という
気もします。

 テレビアニメ「シムーン」、第25話「パル」です。
 性別を選ぶため、パライエッタをはじめとする
7人の少女達は泉へと赴く。ところがそこで彼女達を
迎えたのは、オナシアではなくユンだった。
 一方アーエルは、自分の胸にこみ上げてくる感情の
意味がわからずにいた。思い余って、彼女はネヴィリル
その事を問い詰めるのだった。

 冒頭でヴューラが、「ルボルの皆と早く泉に
行っていれば良かった」みたいな事を言ってましたね。
あれはある意味彼女の気持ちを表しているし、また
裏にある思いを隠しているようにも思えます。
 性別を選べばシムーンに乗って戦わなくても済む、
男か女になることで自分の未来がはっきりしてくる。
これですっきりした気持ちになれるかもしれません。
 でもここまでの彼女はそうはしませんでした。
コール・ルボルさえなくなってしまったのに、アイちゃん
2人で敵の目をかいくぐって、自分達の戦いを続けた。
その時の気持ちを否定してはいけないような気がします。
飛び続けるために、「性別を選択しないという選択」を
したのは、間違いなくヴューラ自身なんですから。
 この時自分で決断した気持ちを、大事に持っていて
もらいたい気がします。
(ユンもここで同じような「選択」をしてますね。なので
嶺国の巫女が言っていた「泉に行かれていない巫女様が2人」
というのは、ユンをわざと見逃してくれたという事なのかも?)
 それから、他の人についてはどうだったのでしょうね。
パライエッタは、以前泉に行くかどうか問題になった時、
「やり残したことがあるような気がする」と言っていました。
でも今回は他の少女達にその質問をしていたので、彼女
本人については、これは解決したのかもしれませんね。
 それでこの時彼女が言っていた「私達はお互いの事を
何も知らない」という言葉の意味が少し気になりました。
コールを解体されてもばらばらにならず、一緒にお互いを
知り合おうという事なのでしょうか。そういう生活も
ちょっと見てみたいですね。

 一方のアーエルとネヴィリル。この感じだと、告白や
恋愛感情については今回が一番の盛り上がりみたいです、
けど、、、やっぱりちょっと淡泊だったような、、、。
というかネヴィリル、彼女に対するアーエルの心理状態を、
自分から言っちゃってますね、、、。知識を持ち合わせて
いないアーエルにははっきり言わないとわからないかも
ですけど、ちょっと先輩風(?)吹かしてるような気も、、、。
その後の壁越しの「儀式」(いやもう最初から「キス」と書いた
方がいいですか、、、)は、何か青春映画っぽかったですね。

 この2人、パライエッタ達の思いを多少押しつけられ気味に
空を目指します(パライエッタは「自分の思いを押しつけるのを
やめる、、、」なんて言っていたのに、、、)。シムーン球が
反応したのは、実はアヌビトゥフグラギエフの「儀式」の
影響だったのでは、とかいう雰囲気もありそうです。
 アーエルとネヴィリル、2人の行く先には何が待っている
のでしょう。
 といった感じで次回予告を見るとかなり未来の物語に
なりそう? まあ今回ここまで進んだので次はこれぐらい
時間が経過するものなのかもしれませんね。サブタイトルの
「彼女達の肖像」は、、、実は第24話でパライエッタが
アルクス・プリーマに落書きした絵だった、とか?
 その他では、名前が変わる人も出てくるんでしょうか。
 、、、物語的に、「青春」を後から振り返るような構成だと、
たとえどんな思いを抱いていたとしても、またそれが中途半端にしか
実現できなかったとしても、何となく「いい思い出」という
事にさせられちゃうような気もしてます。「私も昔は、、、」
なんてせりふは既にワウフが言ってますので、コール・テンペストの
メンバーには違う未来を紡いで欲しいですね。
(、、、でも、パライエッタが性別を選んだ理由があれって
いうのは、、、ヘテロな予感が。)

 っていうか、このままでは礁国や嶺国に侵略されてしまって、
宮国の中で力の弱い人達が大ピンチになるのでは?!

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» アヌ様を描きますわよ! [たかが腐女子、されど乙女]
まだラフ画ですけど、この土日で仕上げたいです。 私的イメージでは「徹夜明けの艦長」ですね。これは。 てか肩のところのカザリとかまだ公式見ないと描けない。そんなヘタレです。 ・・・なんかこの艦長、蒼星石みたいだわー。... [続きを読む]

受信: 2006年9月22日 (金) 16時55分

» レビュー・評価:Simoun シムーン/第25話 パル [ANIMA-LIGHT:アニメ・マンガ・ライトノベルのレビュー検索エンジン]
品質評価 35 / 萌え評価 25 / 燃え評価 7 / ギャグ評価 1 / シリアス評価 35 / お色気評価 76 / 総合評価 30レビュー数 51 件 泉に向かった少女たちの前にユンが現れる。少女たちは手に手を取って泉に浸り、アルクス・プリーマへと戻ってくる。嶺国側にアーエルとネヴィリルがまだ泉へ向かっていないことが判明したことで、アルクス・プリーマは騒然となるが、二人にどうしても「違う世界」へ行って欲しいと願うアルクス・プリーマの仲間たちは……。 ... [続きを読む]

受信: 2007年9月14日 (金) 22時55分

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