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2006年8月19日 (土)

百合姫コミックス 「voiceful」

 この作品は、第1話が読み切りとして百合姉妹に掲載
されてました。
 この1話だけでかなりまとまっている感じだったので
続編が百合姫に載ると聞いた時は、どんな物語になるん
だろうと思っていたのですが、キャラクターの深みとお互いの
つながりがうまく出ていて楽しめました。

 一迅社百合姫コミックスより、ナヲコさん作「voiceful」です。
4話構成の表題作と、短編3本(内1本は描き下ろし)が
収録されています。
 「voiceful」は、、、引きこもりの少女、かなえが
ネットで見つけた希望の光、HINA。ネット上でだけ曲を
リリースするHINAは「架空の歌姫」とも呼ばれていたが、
かなえにとって彼女は生きる勇気を与えてくれる存在だった。

 第1話では遠く離れている二人の気持ちが重なる瞬間が
描かれていました。ここでは、かなえの視点から、彼女が
舞い上がったり自己嫌悪に陥ったりときめいたりといった
エピソードがちりばめられていましたね。
 第2話以降はさらにHINAの思いや過去が明かされてきます。
最初はかなえにとって「神様」だったHINA。彼女とかなえは
本当の気持ちを通じ合うことができるのか、といったところが
注目のポイントになるでしょうか。
 一緒にいると「気持ちがやわらくなってく」というのは
ありますね。それはとても素晴らしい事のはずだけど、
二人以外の世界には受け入れられない可能性もあって、、、。
この辺りはもどかしい部分ですね。

 描き下ろしの短編「歌の翼に」では、HINAの楽曲を担当する
「ひるちゃん」とHINAとの出会いが描かれています。
家出同然で公園のベンチに倒れていたHINAを自分の部屋へ
連れてくるひるちゃん。これが男と女のキャラ設定だったり
すると、ここまで気持ちを動かされるエピソードには
ならいのでしょうね。やはり百合は素敵、かも。

 他の短編「とびら」「とくべつなひと」は、それぞれ
百合姉妹のVol.1とVol.2に掲載された作品です。
 「voiceful」もそうなのですが、こちらの短編も、
女の子同士のはっきりとした恋愛感情まではいっていない
雰囲気です。こういうテイストも重要だと思います。でも
その一方で、ラブな物語も見てみたい気持ちがあったり
します、、、。(ちょっと求めすぎなのかもですね、、、。)

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