シムーン 第15話
テレビアニメ「シムーン」第15話「一人、また一人」です。
アーエル達コール・テンペストの乗り組むメッシスの
周囲に、敵の影が見え隠れする。偵察のため飛び立った
シムーンも、いつまでたっても帰ってこない。
一方、解体させたヘリカル・モートリスの中に何かを見て
茫然自失となっていたドミヌーラだったが、決意を秘めた
表情でリモネ達の前に戻ってくる。
コールの指揮系統はどういう風になっているのでしょうね。
もちろん元は祈りを捧げるための巫女達ですから戦闘態勢
みたいなものは最初はなかったのでしょうけど、それでも
リ・マージョンをうまく描くためには統率力が必要なような。
一応レギーナが、リーダーなのですよね。レギーナが
いない場合は、実力を持っている者がまとめていく
のでしょうか。意外と実力社会?
パライエッタもたぶんこれまでずっとアムリアやネヴィリルを
サポートして、コール・テンペストを「最強」にするのに
一役買ってきたのでしょう。でもここに来て調子を乱している
みたい。戦いの形勢が変わってきたためなのかもしれませんが、
慌てずに落ち着きを取り戻してもらいたいです。
(でも、涙を浮かべて頬を赤らめたネヴィリルにあんな言葉を
ささやかれてもよろめかなかった彼女だったら、冷静な判断を
下せるのではないかと思います。)
それと今回はやはり、離れた場所との通信手段が少ない点も
影響してきてますね。
大空陸では無線通信というものがあまりないようで(確か
第8話で嶺国の巫女も味方に合図を送るのに手鏡を使ってた
ような)。
シムーンでも、相手の機体にワイヤーを接続して会話する
「通信索」があるぐらいですね。
こういう状況だと、シムーン同士が離れてしまった場合に
どういう行動を取るべきか、など事前にしっかりと決めておく
必要があるのでしょうね。
もちろんリ・マージョンを描くためにはシヴュラ達の
呼吸が合っていることも重要でしょうし、チームワークが
決め手になりそうです。
そう言う一体感を作る言葉を「命令」と表現していいのか
どうかは難しい所なのでしょうね。フロエはちょっと嫌だった
みたいです。ちょっと反抗的なフロエでしたが、彼女が
ネヴィリルに対して言った言葉は、ネヴィリルに自覚を
取り戻させるのに役立っていたように思います。
後はドミヌーラのこれからの振る舞いが気になってきますね。
彼女は、リモネと自分が似ている、と考えているようです。
でもこの二人は、立っている場所は近いかもしれないけれど
見ている方向が違っているような気がしています。
誰かに必要とされるためなら命も惜しくないドミヌーラ。
そんな彼女を、リモネは冷静な目で見ています。それは
たぶん、これまでの短い時間の中で彼女が見てきた現実から
導き出された答えなのでしょう。
おそらくリモネは、これまでたくさんの人間が(戦って)
死んでいくのを見てきたのでしょう。その顔の多くを
見てきた。だから、どういう人間が命を落とし、逆に
どういう人間が生き残るか、その境界線が見えているのかも
しれません。
リモネが目指すのは、誰よりも完璧なリ・マージョンを
描くこと。もちろん死んでしまってはリ・マージョンを
描くことはできない。そう考えると、彼女は「生きる」こと
には執着を持っているんじゃないかなと思います。
その点はドミヌーラと大きく違うのかなと感じるのですが
どうなんでしょうね。
「翠玉のリ・マージョン」、それを成功させたシヴュラ達は
テンプスパティウムの側に仕えたという、、、。これって
もしかして、成功すると神に召される、という意味なのでしょうか?
第1話で翠玉のリ・マージョンに失敗したのは、アムリア
ではなく実はネヴィリルの方だったりするのかも、なんて
ふと思ってしまいます。
| 固定リンク
「百合レビュー」カテゴリの記事
- 星屑テレパス 第2話(2023.11.17)
- 16bitセンセーション ANOTHER LAYER 第1話(2023.11.15)
- 星屑テレパス 第1話(2023.11.09)
- アサルトリリィ BOUQUET 第5話(2023.10.30)
- アサルトリリィ BOUQUET 第4話(2023.10.23)
「作品 シムーン」カテゴリの記事
- SUGOI JAPAN ノミネート作品のアニメジャンルは百合テイスト多め?(2014.12.03)
- シムーン DVD-BOXが発売です(2011.01.28)
- シムーン DVD-BOXのパッケージイラストが紹介されています(2010.12.23)
- シムーン Webラジオ公開イベントが本日開催されます(2007.08.25)
- シムーン リミックス収録のアルバムが今日発売されます(2007.08.22)
コメント