ストロベリー・パニック 第14話
2クール目にかけて重大な場面が持ち越されています。
オープニング&エンディングが変わったりもしていますが、
彼女の一途な思いは変わらずにいられるのでしょうか。
個人的には夜々を応援したいです、、、。
(以下文章が長くなってしまいました、、、。)
テレビアニメ「ストロベリー・パニック」第14話、
「親友以上」です。
夜々の突然の激しい行為を、拒絶してしまう光莉。
それからというもの、二人はどちらからともなく
距離をおくようになってしまう。
二人のふさぎ込んだ様子を見かねた渚砂と玉青は、
何かしてあげられることはないかと思案する。
光莉が天音のことを意識し始めてから既に1年以上
たっていますが、このところ二人の仲は着実に進展している
ように見えます。
でも、たぶん同じぐらい長い間、光莉を思い続けてきた
夜々。自分の天使を失ってしまうかもしれないという焦りが、
彼女をあの夜突き動かしたのかもしれません。
光莉にしてみれば、仲の良い友達だと思っていた女の子が、
何も言わずに突然そういう事をしてきたら、びっくりしてしまう
のは仕方ないのでしょうね。
つまりそれだけ、夜々は、自分を友達だと光莉に思わせる
ことに成功していたのかもしれません。
もちろん、彼女は第1話からかなり妖しい(?)行動を
光莉に対して取っていますが、光莉の目にはそれが
「仲の良い友達とのじゃれ合い」みたいに映っていたのでは
ないでしょうか。
つまりそれだけ夜々は、「本気じゃないふり」をするのが
うまかったのではないかと。いえ、おそらくうま過ぎた
のでしょう。おかげで光莉は、「他の女の子から好意を
持たれる」ことの「責任」に気づくことなく、天音への
純粋な憧れを育てていけたのかもしれません。
、、、とまあかなり夜々に肩入れする考えになって
しまってるかもですが、思えば当の光莉に受け入れる気持ちが
なければどうしようもない所なのでしょうか。夜々も、うまく
気持ちを通じ合えるように少しずつ彼女に触れていけば
良かったのではないかとも思うのですが、、、どうするのが
一番だったのでしょうね。(ところで二人って、同室で暮らし始めた
頃はどういう生活を送っていたのでしょうね。)
それと、夜々がどうして自分の気持ちをずっと告白
できずにいたのかが気になります。夜々は財閥のお嬢様
らしいですし、何をするにも積極的な性格なんじゃないかと
思うのですが、、、もしかしたら光莉と一緒にいる時間が
変わってしまうかもしれないと怖れていたのでしょうか。
後は、二人の周囲にいる人達の動きも影響がありそうですね。
渚砂や玉青は、光莉と夜々の仲を元に戻そうと手を尽くし
ます。でもどうも「友達として」仲直りさせようとしている
みたいですよね。そこに夜々の気持ちがくみ入れられて
いるのかと考えると、、、どうなんでしょう。少なくとも
光莉の方は、「友達」の先へ一歩進むような所までは、ここでは
行っていないみたいです。
演出として、千早と水島のエピソードが入っていたのも、
「いちご舎での同室の女の子同士の関係」はどういう風に
なっているかを見せようとしていたのでしょうか。
(もっとも、彼女達の場合は友情なのかそれ以上なのかは
何とも言えなさそうですね、、、。)
もう一つ入っていたエピソードは、渚砂に対する玉青の
お世話の仕方でしょうか。さすがにエトワールである
静馬に直接対抗できそうにない玉青は、攻めではなく守り、
つまり渚砂を保護するという方法をとっているようです。
第12話でのあのたった一日が、彼女をそうさせている
のかもしれません。
そうやって保護することが渚砂のためになるのかは
まだわかりませんが、スピカだけでなくミアトルでもこれから
多くのことが起きるのでしょう。
渚砂の方は、夏休みのあの夜のことを(意識的かどうかは
わかりませんけど)思い出さないようにしているみたい
ですね。玉青との大切なつながりをなくしたくない、とか、
すべてをあの夜の前に戻したいなど、様々な思いが
重なっていたのかも。渚砂にとってあの経験は
今回の光莉並みにショックな出来事なのでしょう
けど、これまで予感(というか静馬の未遂?)があった分、
まだ光莉とは感じ方が違うのかもしれません。渚砂はこの後
どういう決断をしていくのでしょうか。
、、、本当は見ている方としては、もっと光莉と夜々の
二人に焦点を当ててじっくり描いてもらいたかった
気もしています。まあ主役ではないようなのでそうもいかない
のでしょう、、、。
「親友以上」というサブタイトルへの期待としては、
夜々にはもっと光莉とふれあってもらいたいですね。
まだ夜々の本当の気持ちは相手に伝えられていない
ように思えます。
また、最後の場面でのモノローグの最後の部分
(「私の、、、」とは言わずに「私だけの、、、」と
言う辺り)も、少し含みが残っているような気がします。
↑、、、長くなってしまいました、、、。
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コメント
やっとビデオ録画を観たので…
しかしギンガムさんは、いつもキャラに対する見方が平等、というか優しいですね。
私が“好きでも嫌なもんは嫌”タイプなら、ギンガムさんは“嫌でもまず受け止めて考える”タイプなんかなあ、とか改めて思いました。(もちろん好きなキャラへの想い入れもあってのことだと思いますがw)
>どうするのが一番だったのでしょうね。
本当に…!
光莉は一見押しでいけそうだけど、天音先輩という好きなヒトが居るしそうもいかないんですよね。
私は、今回少しでも光莉が夜々を意識するキッカケになればいいと思っていたのですが、確かに本当の気持ちが未だ伝わっていないようなので、何かもう別になんも始まっていないんじゃないか、と増々夜々が哀れになりましたw
タイトルもただの意味深で終わっただけだし、せめて光莉がゆっくり夜々について考える描写だけでも出してほしいと願います。
投稿: cyawasawa | 2006年8月 8日 (火) 00時44分
>キャラに対する見方
あるキャラが、たとえ憎まれ口を叩いたとしても本心はどこかに
あるはずだ、と思いたいのかもしれません。実際そうかどうかは
場合によりそうですけど、、、。(もちろん思い入れもアリw。)
光莉や渚砂の、周囲の気持ちに対する無自覚さかげんも、別に
悪気があった訳じゃないと考えるようにしている(何せ夜々や玉青が
好意を寄せている人ですし)のですが、この第14話以降を見ていて
フォローするのがだんだん難しくなりつつある気がしています、、、。
>確かに本当の気持ちが未だ伝わっていないようなので、
>何かもう別になんも始まっていないんじゃないか、と
そうですよね。「親友」なんて言葉で簡単に片づけずに、お互い
もうちょっと考えてもらいたいです。
>増々夜々が哀れに
そりゃもう15話以降の彼女ときたら、、、。
>タイトルもただの意味深で終わっただけだし
全然「以上」になってませんでしたよねw。
>光莉がゆっくり夜々について考える描写だけでも
これは欲しいです。そちらの方にも書き込みましたけど、これがないと
すっきりしないですよね。
投稿: ギンガム | 2006年8月 8日 (火) 23時25分