シムーン 第1話
いよいよ始まったテレビアニメ「シムーン」をさっそく
見てみました。第1話「堕ちた翼」です。
大空陸。この星では、自由に飛べる翼を得るために、国同士の
醜い争いが繰り返されていた。国々が求めてやまないのは、
シムラークルム宮国にのみ伝わる飛行艇、シムーン。その機体の
描く軌跡のあまりの美しさと、すさまじい破壊力とにより、シムーンは
神として、あるいは悪魔として恐れられていた。
この辺りの設定はなかなか良いですね。美しさと強さ、
そしてたぶん脆さが混ざり合った存在。けれどそれに
目を奪われた瞬間、容赦なく死が襲いかかってくる、みたいな。
シムーンに乗り組むのは全員「少女」です。果てのない戦いに
傷ついたり疑問を抱いたりする、というのは比較的ありうる
モチーフですが、これらに対して、少女らしい回答を
見つけ出してくれたら嬉しいですね。世界のシステム全体を
ひっくり返してしまうような答えがあってもいいのでは
ないかと。(ここ的にはヘテロな結末は避けてほしいように
思います、、、(←システムをひっくり返していない気がするし)。)
絵的には「リ・マージョン」の描き方が面白いですね。うまく
CGを取り入れているようで。見る側のカメラ・アングルとしては
アオリでまっすぐ図形の麓へ近づくとか、微妙に回り込む
ようにするとさらに荘厳さが増すような気がします(でも
あまり大きく回り込むと図形が小さく感じられてしまうかも
ですね)。敵の視点から見た、震え上がるほどの美しさをもっと
見てみたいです。
それからやはり忘れてならないのは、噂(?)の起動シーン
でしょうか。毎回様々なタイプ(!)の行為があるようなので、
これも見所だと思います。少女達の心情の動きを感じる鍵に
なるのではないでしょうか。
その他、放送前に気になっていたことがいくつかありました。
一つは、「泉」に行って性別を決めた人々がどれくらい
出てくるのか。
今回に関して言えば、、、やはり「SF宝塚?」は伊達じゃ
なかったという事なのでしょうか。ちょっと頭を抱えて
しまいそうですが、今後どうなるかはまだよくわかりませんね。
そしてもう一つは、宮国の敵がどういう人々なのか、です。
戦闘に参加する敵の方は、特に少女でなければならないという
決まりもないと思います。ので、もし敵がクローズアップ
されるなら、様々な人が出てきそうな気がします。この辺りも
まだ何とも言えないようです。
全般的に見ると、今回はネヴィリルとアムリアのつながりに
大きな比重がかけられているようです。アーエルの出方は
ちょっと付け足しっぽい感じもしましたが、、、ヒロインですので
今後どんどん活躍してもらいたいですね。他の登場人物の
内面も気になる所です。
そんなわけで、百合的な展開を期待しつつ、物語も楽しめる
のではないかと思っています。
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コメント
初めまして。
「シムーン」は結構厳しい評価をする方が多くて、寂しい思いをしていたり・・・。
でも個人的には現在の段階では大変楽しみにしているんです。
百合的テイストをたっぷり見せた上に、それに留まらない
展開もあって・・・。
実際1話から予想以上にハードだったので、びっくり
してしまいました。
(シムーンが性能では優位なはずなのに必ずしも勝てる
訳ではないというのは、アニメで有り勝ちな表現への
アンチテーゼなのかな?)
百合姫でのコミカライズで見ていると、ネヴィリルと
アーエルの関係がますます濃厚になっていくようで
期待してしまいます。
結論がどのようになるか不安でもありますが、スタッフ
の方々のは是非とも頑張っていただきたい。
なんだか取りとめも無いこと書いてしまって、すいません。
それでは今回はこれで・・・。
投稿: nobu | 2006年4月 9日 (日) 17時50分
初めまして、コメントありがとうございます。
>「シムーン」は結構厳しい評価をする方が多くて
そうなのですか、、、。設定や世界観が珍しいので
人によって印象がずいぶん違うのかもしれませんね。
>百合的テイストをたっぷり見せた上に、それに留まらない
>展開もあって・・・。
その辺りは私にとってもとても嬉しいです。
深い世界観の中で、彼女達には愛情を育てていって
もらいたいです。
>必ずしも勝てる訳ではない
絶対的なものなんてないという事がわかって、敵も味方も
真剣に相手を倒そうとする。この緊張感は物語を盛り上げて
くれそうですね。
>結論がどのようになるか
私も気になっています(これも緊張感?)。百合姫の
連載も含めて、感動できるストーリーになってほしいですね。
投稿: ギンガム | 2006年4月10日 (月) 22時20分